「さようなら志賀原発全国集会」が、雨の中金沢市で開催される

　６月30日日曜日、金沢市の四高記念公園で「さようなら志賀原発全国集会」が開かれました。地元石川県をはじめ、全国から脱原発に向けた活動を展開する団体・市民1100人が参加しました。

　実行委員会を代表して主催者挨拶に立った志賀原発訴訟弁護団長の岩淵正樹さんは「政府は、志賀原発の再稼働を狙っているが、志賀原発は今回の地震で３つの欠陥があることが明らかになった。一つは、原発の施設は地震に耐えられない。二つ目は志賀原発には隆起に対する対策がない。三つめは、住民が避難できない。いまだに11の路線のうち７路線の道路が通行不可になっている。これでどうやって避難するのか？住宅が倒壊していれば屋内退避も不可能だ。ほかの原発も同様だ。水戸地裁での判決を生かし裁判で勝利するよう運動を強化しよう」と訴えました。

　原発立地の各地からの現状報告と現地能登からのリレートーク、関西・福井参加者の発言のあと、参加者全員で「さようなら志賀原発」のボードを掲げてアピールを行いました。このあと参加者は雨の降る中、香林坊や金沢竪町など市内のメインストリートを約１キロにわたってパレードし「志賀原発の即時廃炉」を訴えました。