11月26日、大井町きゅりあんにて「人権の21世紀をつくる文化の集い2021」が開催される

 今回の集いは、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんの講演を聴き、「人権とジャーナリズム」についてともに考える意義深い集いになりました。
 安田菜津紀さんは、「紛争地、被災地からの声を伝える-コロナ後にどんな社会を目指すのか-」と題してスクリーンに写真を映しながらお話しされました。安田さん自身が、スリランカのウィシュマさんのご家族を10月に訪ねたことや、国際人権基準とかけ離れた日本の入国管理体制により亡くなった無念について話されました。世界各地の難民や東日本大震災の被災者について、元の生活に戻ることのできない日常を受け止め、身を寄せ合って生きる被災者の人々に私たちは本当に寄り添っているのか、その気持ちを想像することができているのかと問いかけてくれました。
 昨年に引き続きコロナ禍で開催が危ぶまれる中、多くの皆さんと再会でき、共に人権について考える集いとなりました。