関東大震災100年朝鮮人虐殺犠牲者追悼と責任追及の行動　第１回学習会が開催される～ここにこそ現在のヘイトクライムの根っこがある！～

　３月28日午後６時半から連合会館大会議室において、関東大震災の直後に起きた「朝鮮人虐殺事件」について、その実相を知り犠牲者を追悼するための学習集会が開催されました。この集会は、東京平和運動センターも賛同団体となっている「関東大震災100年朝鮮人虐殺犠牲者の追悼と責任追及の行動」実行委員会が主催したものです。

　内容は、ドキュメンタリー「払い下げられた朝鮮人」の上映と、監督である監督の呉充功（オ・チュンゴン）さんのお話、そして明治学院大学教授の鄭栄桓（チョン・ヨンファン）さんによる「『虐殺否定論』の問題、批判的検証から」と題した講演です。震災後の混乱の中とはいえ、旧陸軍が収容所に集めた朝鮮人を近隣の自警団に引き渡し、それを「払い下げ」と称したこと。この引き渡しが殺害を前提に行われたこと。そして一般の農民が虐殺を実行するという「おぞましさ」に戦慄せずにはいられませんでした。

　次回の学習会は６月28日午後６時半から連合会館で開催予定。内容は専修大学教授田中正敬さんの講演「朝鮮人虐殺、その真相」です。