原水爆禁止世界大会・長崎大会の報告

 8月7から3日間にわたって「被爆79周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」が、開催されました。昨年は、台風の影響で9日に予定されていた行事がすべて中止となり、参加者も大幅に減ってしまいましたが、今年は広島から引き続きの参加者を含めた59名が東京から参加しました。

 7日の午後にはブリックホールで開会総会が行われました。開会総会では、爆心地から12㎞圏内で被爆しながら、旧長崎市域の外であったために「被爆者」に認定されていない「被爆体験者」の問題について長崎市議の池田章子さんが、この問題の経過や不当性について解説しました。池田さんは、8月9日には「被爆体験者団体」と岸田首相の面会、9月9日には、長崎地裁判決が予定されていることを報告し、早期救済のため引き続きの支援を訴えました。9日に岸田首相との面会は実現したものの、何らかの具体策を示す前に「退陣表明」となり、被爆体験者の期待はまたもや裏切られた形です。

 8日には、6つの分科会とひろば・フィールドワークが行われました。

 9日には、県立総合体育館での閉会総会の後、爆心地公園まで平和行進を行い、爆心地公園で原爆投下に合わせて黙祷し、東京の参加者で献花を行って全てのプログラムを終了しました。

*各大会の分科会等の詳細は、原水禁のホームページに掲載されています。