「the END 自民党政治・・それでも自民党政治を続けますか?」 国会前で開催(第103回、19日行動)
6月19日午後6時半から、103回目となる19日行動が、今回は国会正門前に会場を移し「the END 自民党政治~裏金・軍拡・改憲・カルト癒着・・・それでも自民党を続けますか?」と題して開催されました。夏至を間近にまだ昼間の明るさの残る国会前に約1000名の労働者・市民が結集しました。
集会は「自民党政治終わらせよう!岸田政権今すぐ退陣!」「憲法改悪絶対反対」などのコールで始まり、主催者挨拶で平和フォーラムの染裕之共同代表は、当日おこなわれた党首討論で岸田総理大臣が改憲に向けて憲法審査会で議論を進めてほしいと述べたことについて「いったいこの人は、憲法をちゃんと読んだことがあるのか?と暗澹たる思いになった」と述べ、さらに「憲法前文には『国政は国民の厳粛な信託によるもの』とあるが、今の自公政権は国民の厳粛な信託にこたえる政治を行っているか?」と問いかけるとともに、多くの課題が先送りされたままで「政治資金規正法改正案」が成立した過程について「岸田首相の決意の言葉一つ一つがなんとも薄っぺらで空虚で軽薄に聞こえる」と批判しました。
立憲野党の議員からは、沖縄の風高良鉄美参議院議員、社民党福島瑞穂党首、立憲民主党打越さく良参議院議員、共産党田村智子委員長が発言しました。
高良議員は「人間の尊厳がど真ん中にある、これが政治だ。地方自治法の92~95条は、憲法の命であり、日本国憲法で新たに『地方自治』を定めたのは、平和のためだ。これを改悪したことは許しがたい」と述べ、今国会で地方自治法を改悪した岸田政権を、厳しく批判しました。この問題では、保坂展人世田谷区長も発言し「改正地方自治法は、国が関与する個別法がない分野についても国が何でもできる大風呂敷になっている。閣議決定で指示命令を出せることで、国と地方を上意下達の関係に変えてしまう。これは、一日も早く政権を変えて、この法律の廃止を勝ちりましょう」と呼びかけました。