狭山東京実行委員会総会

狭山東京実行委員会総会が開催される

 12月17日午後5時から東交会議室にて、狭山東京実行委員会の第26回定期総会が開催されました。総会では①2020年度の経過報告と2021年度の活動方針が提案されました。来る2021年には何としても「鑑定人尋問」を含む「事実調べ」を実現させるため、具体的取り組みとして、「狭山東京集会」「狭山三多摩集会」については来年6月以降の開催を追求すること、「下山鑑定人の尋問要求」など4種類の新たな要請ハガキを大野裁判長へ集中すること、ホームページやインターネットによる動画配信などを活用して世論拡大の取り組みを進めることなどが提案されました。

 続いて、松島事務局次長(解放同盟佐山闘争本部長)から新役員の提案があり、東京平和運動センターの中條議長が、座光寺議長に代わって新議長に就任しました。

 さらにI女性会議の大塚さんから「総会決議」が提案され、全体の拍手で採択されました。この後、完成した「激励ビデオメッセージ」が上映され、あらためて各組織での地道な取り組みを全体で共有することができました。

 休憩をはさみ総会の第二部として、狭山弁護団の河村建夫弁護士による「狭山再審に向けた情勢・課題の学習」と題した講演が行われました。河村弁護士は「裁判官も世論の動向を気にしている。したがって再審開始決定―確定判決破棄につながる事実調べを行わせるには、社会が狭山事件に注目していることが極めて重要だ」とも述べ、狭山東京実行委員会及び各組織がその総力を挙げて「事実調べを求める」運動を展開することが必要だと訴えられました。

 コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、各組織の代表参加ということを余儀なくされましたが、2021年に向けて決意を新たにする狭山東京実行委員会第26回総会となりました。

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