3月29日 狭山東京実行委員会第28回総会が開催される

第1部 総会

 狭山東京実行委員会は、2023年3月29日、 田町交通ビルにて、第28回総会を開催し構成団体から66名が参加しました。総会では、活動報告と活動方針案・新役員案を提案し、確認されました。東京平和運動センター中條貴仁議長が引き続き議長を務めます。

 最後に「部落差別と冤罪を許さない社会的世論をつくり、事実調べ実現ー再審開始、無罪判決をかちとろう」と総会決議案が提案され、参加者一同で確認しました。引き続き事実調べを求める署名運動を強めることとなりました。

第2部 学習会

 総会終了後、狭山弁護団、河村健夫弁護士を招き、「狭山事件 事実取調べを実現するために」をテーマに学習しました。河村弁護士は見通しについて、①法律上は、再審開始の要件ではないが「事実取り調べ」の実施が再審開始の要件となっている。

 ②今後の見通しについて。検察官は、2023年2月〜3月にかけて、証人尋問・鑑定について「不要」とする内容の「意見書」を断続的に提出している。私見では、とりわけ蛍光X線分析に関する尋問と鑑定の実施が死活的に重要であると考える時期的には、2023年春〜夏ころが勝負と考える。