57回護憲大会

滋賀県大津市で、第57回護憲大会開催される~コロナ流行下で、動画配信によるリモート参加などの工夫により開催~

 11月7日・8日、滋賀県大津市・びわ湖ホールで、「まもろう、平和と人権!すすめよう、民主主義と共生!憲法理念の実現をめざす第57回大会(滋賀大会)」(第57回護憲大会)が開催されました。新型コロナウィルス感染症問題が終息していないことから、例年3日間の日程を短縮し、参加者を大きく絞ったうえ、オンライン中継を活用するという形式での開催となった本大会には、全国各地から約200人が参加したほか、多くの「リモート参加」がありました。7日はまず開会総会が行われ、竹内広人・実行委員会事務局長が大会基調を提案し、全体で確認をしました。続いて特別報告として「敵基地攻撃論と日米軍事同盟強化」について、飯島滋明さん(名古屋学院大学教授)、前田哲男さん(軍事評論家)、半田滋さん(防衛ジャーナリスト)からの提起をビデオ形式で受けました。時間の関係で前半部分のみの上映となりましたが、平和フォーラムのホームページで、90分のフルバージョンを視聴することができます。

 引き続いて、メイン企画としてシンポジウム「新型コロナウィルス感染症と日本の人権状況」が開催されました。杉浦ひとみさん(弁護士)、飯島滋明さん(名古屋学院大学教授)のコーディネートのもと、パネリストとして鈴木雅子さん(弁護士)、宮子あずささん(看護師)、河かおるさん(滋賀県立大准教授)によりパネルディスカッションが行われました。最後に内海善夫・実行委員会事務局次長が閉会の挨拶に立ち、7日のプログラムを終えました。

8日は憲法課題をめぐる課題について「滋賀における多文化共生のとりくみ」「水俣病の解決をめざすとりくみ」「女性のおかれた現状について」、そして「沖縄現地の情勢」を、映像を活用して報告を受けた後、各地からさまざまな課題についての報告がありました。

 締めくくりに次回(第58回大会)の開催予定地である宮城から成功に向けた意気込みがビデオメッセージとして寄せられました。大会アピールを採択したのち、2日間にわたって行われた提起や報告の内容について、竹内実行委員会事務局長が総括的なまとめを行い、仁尾和彦・実行委員会副事務局長による全体の閉会挨拶で第57回大会を終了しました。

前の記事

国会正門前大行動