原水禁長崎大会が開催される

〜ステージを埋めた高校生平和大使たちの姿に希望の光~

 8月7日から9日まで原水禁大会長崎大会が開催されました。東京平和運動センターからは、事務局及び広島大会に引き続き参加した三多摩平和運動センターの皆さんに加え、長崎から合流した落合副議長を含む16名が参加しました。

 7日には、長崎ブリックホールで開会行事が行われました。主催者挨拶とゲストスピーチに続き、被爆体験訴訟原告団長内山武さんと池田明子長崎市議会議員から、昨年広島の「黒い雨訴訟」においては国が上告断念=原告の勝訴が確定をしたにもかかわらず、旧長崎市街で放射性降下物により被爆したいわゆる「被爆体験者」の一日も早い救済を求める取り組みについての報告がありました。

 続いて、高校生平和大使と高校生1万人署名実行委員会のメンバー90名が、ステージに上がり、これまでの取り組みを報告しました。コロナウイルス流行下で街頭での署名集めが制限され、国連本部での訴えもできなかった中で、SNSや動画配信などの活動を展開してきた高校生たちの創意と工夫には、頭が下がる思いがしました。

 翌日は分科会とひろばが開かれ、最終日9日は、閉会総会に引き続いて爆心地公園までの平和行進が行われました。原爆投下に合わせての黙祷の後、落合副議長の音頭で「団結頑張ろう」を三唱し、すべての日程を終えました。