「憲法を変えることより生かすこと」第59回護憲大会が松山市で開かれる~3年ぶりに3日間の日程で開催~

 11月12日から14日にかけて、愛媛県松山市で「憲法理念の実現を目指す第59回大会(護憲大会)」が開催され、全国各地から多くの仲間が集まりました。20年の滋賀県大津市、昨年の宮城県仙台市と2年間にわたって、コロナウイルスの影響から、規模を縮小しての開催が続いていましたが、3年ぶりに従来通り3日間の日程での開催となりました。

 12日には、松山市民会館に650名が参加しての開会総会が行われました。主催者挨拶・現地実行員会からの歓迎の挨拶、来賓挨拶・メッセージ紹介の後、実行委員会田中事務局長から「基調提案」があり、今次大会の意義を確認しました。

 翌13日の午前は「軍拡・基地」「ジェンダー平等」「憲法を学ぶ」の3つの分科会とフィールドワークが開催されました。午後には、「伊方原発問題」「基地問題交流会」「映画ここから~関西生コンと私たち~上映会」の3つのひろばが開かれました。

 最終日の閉会行事では、福島からの汚染水海洋放出問題、神奈川県での人権条例制定をめぐる動き、鹿児島県馬毛島での基地建設強硬と沖縄の現状について特別報告を受けました。続いて田中実行委員会事務局長が今次大会のまとめを行った後、「反核座り込み行動」など、長年にわたって「反戦・平和・反基地」の運動を続けてきたことが認められ、三多摩平和運動センターが「遠藤三郎賞」を受賞しました。

 開会総会と分科会、閉会総会については平和フォーラムのホームページに報告が掲載されています。