「~憲法でつなぐ平和の想い~憲法理念の実現を目指す第61回大会(護憲大会)」が岡山市で開催

 11月24日から三日間にわたって「第61回護憲大会」が岡山市で開催されました。

 24日の開会総会は、オープニングセレモニーとして地元人々による夏祭り「うらじゃ」の演舞が披露され会場を盛り上げました。

 染裕之実行委員長による開会挨拶、地元代表のあいさつ、来賓あいさつに続き谷雅志大会事務局長から「大会基調案」が提案され、全体で確認されました。

 続いて、開会総会のメイン企画として染実行委員長をコーディネーターとし、パネリストには飯島滋明さん(名古屋学院大学教授)、下地茜さん(宮古島市議会議員)、畠山澄子さん(ピースボート共同代表)をお迎えしてシンポジウム「日本国憲法は日本のアイデンティティーか」が行われました。

 シンポジウムでは、南西諸島の軍事要塞化のなど実質的改憲の進行というべき危機的な現状にありながら、日本国憲法の存在をどう捉え、どう活かすのか。そして憲法破壊や戦争国家に向かう動きにどのように対抗していくのかをともに考える機会となりました。

 翌日25日には、①「非核・安全保障」、②「軍拡・基地強化」、③「人権課題」、④「歴史認識」、⑤「憲法を学ぶ」の五つの分科会が開かれるとともに、渋染一揆の現場と長島愛育園を訪ねる「人権コース」と、倉敷市の軍需工場跡や五島砲台跡をめぐる「戦跡コース」の二つのフィールドワークが実施されました。

 シンポジウムや分科会の詳しい報告は、平和フォーラムのホームページに掲載されています。