81年目の東京大空襲を前に、「第20回朝鮮人犠牲者追悼会」が行われる

 2月28日土曜日午後2時から、墨田区横網町公園の東京慰霊堂で、東京大空襲朝鮮人犠牲者を追悼する会主催の第20回朝鮮人犠牲者追悼会がしめやかに行われました。

 陳吉相(チン・ギルサン)朝鮮人強制連行真相調査団朝鮮人側事務局長による打鍾により、追悼会は始まりました。初めに、朝鮮大学校文学歴史学部4年の尹琴淑(ユン・グムスッ)さんが、東京大空襲による朝鮮人被害者の現地調査の報告を行いました。

 報告によれば、大空襲が住民を襲った1945年3月当時、被災地域には10万人近くの朝鮮人が居住していたとされ、そのうち東京大空襲で犠牲となったのは「少なくとも1万人」と推定されている。しかし、そのうち名前が判明しているのは、188人だけとのことです。これは、当時どれくらいの朝鮮人が居住していたかの正確な記録が存在しないことと、戦後、日本政府が日本人以外の犠牲者については、調査すら行わずに済ませてきたことによります。

 報告の後、参加者全員による黙祷を行いました。続いて、朝鮮大学校民族管弦学部、李碩晙(リ・ソッチュン)さんが民族楽器ヒャンピリで「アリラン」を演奏し、犠牲者の魂を慰撫しました。

 国平寺の尹碧巌(ユン・ビョガン)師による読経、朝鮮民主主義人民共和国 朝鮮人強制連行被害者・遺族協会からの追悼文の代読、中道改革連合有田芳生議員と日朝友好促進東京議員連絡会共同代表の羽田啓二世田谷区議会議員が、追悼の言葉を述べ、主催者の朝鮮人犠牲者を追悼する会・東京朝鮮人強制連行調査団代の謝辞で、追悼会は閉会となりました。その後、参加者は献花を行い、犠牲者の冥福を祈りました。