ノーモアヒバクシャ!ノーモアウォー!~原水禁世界大会長崎大会が開催される~
8月7日から9日まで、原水爆禁止世界大会長崎大会が開催されました。7日に長崎ブリックホールで開かれた開会行事には、約1000人が参加しました。天候不順による交通機関の乱れで、到着が遅れた方もいましたが、東京平和運動センターからは、広島大会から引き続きの参加者を含めて、31名が長崎に結集しました。
主催者挨拶で川野浩一共同実行委員長は、自身が5歳で被爆した経験を振り返りながら、しかし悲惨な歴史的事実と痛切な反省が忘却させられつつある危険な日本の現状を指摘するとともに、パレスチナ・ガザ地区をはじめとする厳しい世界情勢の中で軍事化が進んでいることを批判しました。そして、「唯一の被爆国」を自称する日本政府が核廃絶に背を向けていることを批判し、反戦平和の先頭に立つことを求め、そのためにともにがんばろうと訴えました。
被爆体験者訴訟第二次原告団長の山内武さんと原告団相談役の平野伸人さんから、12キロ圏内で被爆したにも関わらず、いまだ被爆者と認められないままの「被爆体験者」の皆さんのおかれた状況が訴えられました。残された時間はわずかだとし、一刻も早い被爆者認定と問題の解決を実現するため、ともに声を上げましょうと呼びかけられ、参加者は満場の拍手で応えました。
全国から集まった第28代高校生平和大使・高校生1万人署名活動のメンバーのみなさんからのアピールの後、最後に「原爆許すまじ」を斉唱し、閉会しました。
翌日8日には、午前中に4つの分科会(1.平和と核軍縮~世界の核軍縮 2.平和と核軍縮~日本国内の動き 3.脱原発 4.見て・聞いて・学ぼう“ナガサキ”)が開かれ、午後には「世界のヒバクシャ」と「被爆二世三世へ」の二つの分科会と4つの広場が開かれました。
8月9日、「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」閉会行事総会が長崎県立総合体育館アリーナで開催されました。猛烈な雨のなかでしたが、約870人の参加がありました。谷雅志・事務局長が3日間にわたる長崎大会全体についての総括を報告しました。また「特別報告」として、佐賀県平和運動センターの宮島正明・事務局長より、オスプレイ配備に伴う自衛隊基地強化の問題、そして放射性廃棄物最終処分場選定に向けた玄海町での文献調査の動きについて、それぞれ報告がありました。
最後に「大会アピール」を全体で確認し、閉会総会を終了しました。悪天候のため「非核・平和行進」は中止となり、雨が止むのを待って参加者はそれぞれ爆心地公園に移動し、11時2分の原爆投下時刻に合わせて、黙とうを行いました。直前までの豪雨により、爆心地公園の慰霊碑の周りに雨水がたまり、池のようになっていたため、献花は、急遽代表者が行いました。「核兵器廃絶」を目指して、各地での取り組みを頑張りましょう。分科会の詳しい報告は「原水禁」のホームページをご覧ください。





