「奄美大島からの辺野古土砂調達、『南西諸島』から全国に広がる自衛隊配備を問う」集会が、連合会館で開催される

 1月19日日曜日、午後6時から辺野古新基地建設や南西諸島での自衛隊の基地・弾薬庫建設、日米軍事演習の問題を考える集会が、連合会館で開かれました。当日19日は、昼間に「19日行動」が行われ、その中で今回報告者となった阿部悦子さん(「辺野古土砂搬出反対」全国連絡会共同代表)が、簡単な報告とともに集会への参加を呼び掛け、それに答えた市民が会場となった連合会館201会議室を埋めました。

 集会の第一部として、奄美大島からの土砂搬出問題を報告した今治市在住の阿部さんは、県議会議員を務める傍ら、瀬戸内海の乱開発問題に取り組む「環瀬戸内海会議」の総会で辺野古土砂問題を提起し、土砂調達に反対する運動に取り組んできた方です。

 阿部さんは「辺野古の海は、ヘドロの堆積でサンゴが死滅している。それと同様に奄美大島でも土砂調達の工事によって、海が汚されているだけではなく、住民の生活が危機にさらされている」と報告しました。

 阿部さんは土砂調達にかかわって規制の緩い「採石法」の問題、さらに、外来生物の侵入の問題を指摘しました。

 第二部は、平和フォーラム共同代表の染裕之さんが「どの故郷にも戦争に使う土砂は一粒もない!」と題して、平和運動と日本の軍事化の現状について話しました。

 奄美大島出身の染さんは、自分の娘さんと知覧の特攻平和会館を訪れた時、娘さんから「これは本当にあったことなの?」と質問された経験を語り、「娘には想像もできないことだった。特攻という作戦は、あってはならないことだ。よく『彼らの死があって今の日本がある』などという人がいるが、それは間違っている」と、優しい語り口の中に怒りを込めて話しました。

 そして、憲法9条に自衛隊を書き込むことは、「自衛隊が公共性を付与されることになり、徴兵制や、軍事的徴用制などが合憲化されてしまうことになる」とし「9条改憲を許してはならない、戦争の悲惨な現実を知り、冷静になることが必要だ」と訴えました。

 染さんの話の後、再び阿部悦子さんが「奄美群島での軍事訓練の現状」を報告しました。阿部さんは、昨年10月下旬から11月初めに行われた日米共同軍事訓練「キーン・ソード2024」で訓練場となった鹿児島県・徳之島での実態を報告しました。阿部さんは「徳之島には、自衛隊の基地も米軍基地もないにもかかわらず、共同軍事訓練が行われてしまった。徳之島は長寿と子宝の島と言われているのに、軍事化はありえない。あまり知られていないが、沖縄那覇の『10.10空襲』の時、徳之島も空襲にあったことを知ってほしい。また、来月(2月)22日には、鹿児島で集会を予定している。南西諸島の軍事化に関心を持ってほしい」と呼びかけました。マスメディアではあまり報じられない、奄美諸島の現状を知るまたとない機会となりました。