関東大震災朝鮮人虐殺から102年「関東大震災朝鮮人虐殺事件の真相究明を求める集会」開催~植民地主義の払しょくを!
関東大震災から102年目を迎える8月29日、連合会館大会議室で「朝鮮人虐殺の真相究明を求める集会」が開催され、250名が参加し会場を埋めました。
集会冒頭、参加者全員で虐殺事件の犠牲者に黙祷を捧げました。実行委員会の江口済三郎(東京・平壌「虹の懸け橋」代表、立憲民主党平岡秀夫国会議員が挨拶し、この中で「関東大震災朝鮮人虐殺を検証する有志議員の会」が29日国会内で、政府に関東大震災発生時の虐殺に関連する資料を集めて内容を検証し、虐殺の事実を政府として正式に認めることを求める要望書を提出したことが報告されました。
集会のメインとしてノンフィクションライターの安田浩一さんが「関東大震災から102年―『差別の風景』を取材して」と題して特別講演を行いました。
安田さんはまず、山口県の長生炭鉱の現場に行ってきたことを報告しました。長生炭鉱は1914年に開坑した後、1942年の2月3日に坑道で落盤事故を起こし、朝鮮人労働者が生き埋めになっていました。
落盤事故は、「法令違反」の浅い場所で採掘を行ったことが原因であり、「特高月報」にも記録があるとのことです。事故後十分な調査もされずにいましたが、地元の市民運動が粘り強く調査を進め、坑口を発見。さらにダイバーが8月26日に遺骨のようなものを引き上げ、その後人骨であることが確認されています。安田さんは、この問題で政府が何一つしてこなかったことに言及し、遺骨が発見された今こそ政府は何をするのか?と問いかけました。そして、群馬の朝鮮人追悼碑を県当局が破壊・撤去したことをはじめとした、全国各地に広がる歴史否定の波の実態を報告しました。
さらに、大学生160人に「クルド人」のイメージを聴いたところ、約半数が、クルド人にあったこともないにもかかわらず「怖い」といったマイナスイメージを持っている実態を報告し、ネットのデマを簡単に信じてしまう人々が増えている実態を警告し、こうした実態が、ヘイトクライム(憎悪犯罪)と戦争への準備だと怒りを込めて語りました。



