1月31日「軍拡・増税、暮らし破壊の悪政NO!裏金作りの自民党政治は退場を!」集会が開催される ~浜矩子さん、清水雅彦さんが講演~

 ズームで講演した浜矩子さんは、経済活動は「人間を幸せにできなければならない営み」とした上で「大軍拡の下では、経済活動が成り立たたなくなる上に、基本的人権を侵害することになる。つまり大軍拡は、経済活動から経済合理性を奪うことになる」と大軍拡の下で経済活動が変質することの危険性を訴えました。そして「たとえ財源にゆとりがあっても大軍拡は許されない」と、財源論や安全保障環境激変論に惑わされないためにも、憲法前文の精神に立ち戻ろう」と呼びかけました。

 続いて日体大の清水雅彦さんが登壇し講演しました。清水さんは、安倍政権以来政府の「解釈改憲」が憲法の平和主義を形骸化させ、自衛隊の実質的な軍隊化が進むとともに、安保3文書改定による軍事大国化は必然的に「大増税」を招くことになり国民生活が破壊されると警告しました。さらに、安保3文書による「敵基地攻撃力」は、実は攻撃目標を「基地」に限定しておらず「敵地攻撃能力」=「相手国攻撃・全面戦争」であることに留意しなくてはならないと述べ、今後の課題として安保3文書の具体化阻止に取り組むとともに、かねてからの持論である「労組と市民と野党の共闘で政権交代を実現しよう」と訴えました。