ピョンヤン宣言18周年集会

 ピョンヤン宣言18周年集会「朝鮮戦争の終結と日朝国交正常化の実現を」文教区民センターで開催される。

 今年は、朝鮮戦争勃発から70年目に当たります。また、2002年の「日朝ピョンヤン宣言」からは18年が経過しています。
 9月17日午後6時半から文教区民センターで開かれた集会は、コロナウイルス感染拡大防止のため会場を2か所に分けて開催されました。集会では、ジャーナリストの布施祐仁さんが「対米従属の源流~朝鮮戦争と日米安保」と題して講演を行いました。布施さんは、占領下の日本が朝鮮戦争において否応なしに米軍に協力することとなり、その後のサンフランシスコ講和条約締結、占領回復・独立の過程で、対米従属=日米安保体制がつくられていったことを、わかりやすく解説されました。また、在日本朝鮮人人権協会の朴金優綺(パクキム・ウギ)さんが「生み出され続ける朝鮮学校差別2010~2020」と題した特別報告を行いました。朴金さんは、高校無償化制度からの朝鮮高校排除に始まる朝鮮学校差別が、昨年の幼保無償化制度からの排除、そして、今年のコロナ関連支援策からの除外と、続いてきたこと、国による民族差別政策が自治体の支援打ち切りにつながっていることなどを訴えました。
 2会場に200名の市民が集まった集会は、アピールを採択して終わりました。