3年ぶりに「狭山事件の再審を求める東京集会」が開催される

3年ぶりに「狭山事件の再審を求める東京集会」が開催される ~事実調べ―鑑定人尋問の実現向けて~

 2月28日午後6時から台東区民会館において、狭山事件の再審を求める東京集会が開催されました。コロナ禍なので、参加者を絞っての開催でしたが、2年ぶりの東京集会にはオンライン参加を含め140名が参加しました。

 主催者挨拶で中條貴仁さん(狭山東京実行委員会議長)が「石川一雄さんの年齢を考えると一刻も早く、自由の身になってもらわなければなりません。みなさまとともに一丸となって取り組みを進めることをお誓します」と述べました。

 経過報告・基調提案に続いて講師に片岡明幸さん(部落解放同盟中央副委員長)を迎え、「第3次再審闘争勝利に向けて‐事実調べを実施させるために‐」と題して、新証拠と大詰めを迎えた裁判闘争の現状と課題について講演を受けました。

 石川一雄さん、早智子さんからのアピールは、ビデオメッセージで行われました。石川一雄さんは「今年こそ第3次再審で勝利しなければなりません。精一杯闘ってまいりますので、これからもよろしくお願いします。」と正念場にかけた強い思いが訴えられました。     

 集会決議案の提案を長谷川岱潤さん(同和問題にとりくむ宗教教団東京地区連帯会議議長)がおこない、集会のまとめを藤本忠義さん(部落解放同盟東京都連合会委員長)がおこない「狭山東京実行委員会は新たに狭山要請はがきを4000枚準備しました。年間を通じて狭山要請ハガキ運動に取り組もう」と呼びかけました。

 集会の最後に中條議長が閉会挨拶を行い全体の団結ガンバローで終えました。