平和フォーラム「建国記念の日を考える集会~証言で知る関東大震災朝鮮人虐殺事件~」が、開催される 改めて知る差別意識のもたらす暴力の恐ろしさ

 2月11日連合会館で平和フォーラム主催の「建国記念の日を考える集会」が開催されました。今年はちょうど100年前の1923年の関東大震災の直後に起きた朝鮮人虐殺事件がテーマとなりました。
 集会は、地元の教師が荒川放水路建設時の様子を聞く中で、「朝鮮人虐殺」の事実を知り、調査と追悼を呼びかけたことにより行われた1982年の発掘調査の模様と、事件の中で九死に一生を得た在日朝鮮人の証言・虐殺の目撃者の証言を記録したドキュメンタリー「隠された爪痕」の上映が行われました。上映の後、社団法人「ほうせんか~朝鮮人の遺骨を発掘し追悼する会」の西崎雅夫さんが講演を行い、その後の調査で判明した事実や、2009年の「追悼碑」完成に至る経過などを離されました。西崎さんは「事件は終わっていない。過去の話ではなく、今の話である。映画に登場する証言者はみな死んでしまった。自分はかろうじて生の声を聴くことができたので、それを伝えていく」と語られました。