3.1「ビキニデー集会」開催される~原水禁運動の原点を忘れない!~
3月1日静岡市の市民文化会館において、3年ぶりに「ビキニデー集会」が開催されました。地元静岡県平和・国民運動センターの福井淳会長は「『原水爆の犠牲者は私を最後にしてほしい』という久保山愛吉さんの言葉は、原水禁運動の原点です。ウクライナ戦争で、ロシアのプーチン大統領は核兵器の使用を示唆しています。核兵器の存在こそが人類を脅かしているのです」と述べました。
集会では、ビキニ事件で被爆した第五福竜丸展示館の学芸員である市田真理さんが「ビキニ事件70年を前に被爆の実相を見つめなおす」と題して、講演を行いました。市田さんは、「ビキニ事件の実態と日米政府の対応」などを詳しく解説し、その問題点を明らかにした後で、亡くなるまで事件の証言活動を行ってきた大石又七さんのとのエピソードを紹介し「ビキニ事件は、終わっていません。私は、『語り継ぎ部』として久保山さんや大石又七さんの思いを受け継いで活動を続けます。第五福竜丸は核のない世界に向かって航海中です」と講演を締めくくられました。
第五福竜丸展示館は、東京江東区の夢の島公園にあります。JR・東京メトロ・りんかい線の新木場が最寄り駅です。多くの方々にビキニ事件の事実を学んでほしいと思いました。