悪天候の中「さようなら原発全国集会」が開催される

 3月20日午後1時から代々木公園でさようなら原発全国集会が開催されました。午前中の晴天は一転し、集会開始直前から降り始めた雨とともに、強風が吹く中での集会となりました。
 主催者挨拶で呼びかけ人の落合恵子さんは「後期高齢者になったが、後期高齢者は権力と戦う精神力を持っている。ずっと闘ってきたのだから、最後まで闘います。3月11日、13年が経ちました。私たちは忘れていないが、忘れさせるシステムは、山ほどある。今年はオリンピックもある、これも忘れさせるシステムです。でも私たちは忘れない。1月1日に起きた能登半島地震は震度7。志賀原発が10年間停止していたが、あれが動いていたらどうなったか。この地震大国に原発はいらないのです。私たちは、自分が自分であるために生きてきたはず。それを奪おうとしている自民党は、政権から降りてもらいましょう」と裏金問題で醜態をさらし続ける自民党への怒りをにじませながら訴えました。
 続いて、沢地久恵さんが登壇し「こんな天候の中を皆さんよくいらしてくださった。私は呼びかけ人になっているが93歳という年齢はむごいもので体は不十分になる。けれども私は地球から原発をやめる、まず日本が憲法の定めの通り軍備を持たない国に帰っていく、それを実現したい、そのためにささやかでも努力をする、そのことを忘れないでいたいと思います」と述べ、会場から大きな拍手が起こりました。
 市民からの発言、蒲田慧さんからの閉会挨拶の後、参加者でプラカードアピールを行い、渋谷コース原宿コースの2コースで、デモ行進を行いました。