群馬県が「追悼碑」の強制撤去を強行、日韓・日朝の歴史に禍根を残す暴挙に追悼碑を守る会と平和フォーラムは、抗議声明を発出

 1月19日、群馬県は、群馬の森にある「記憶・反省・そして友好」の追悼碑(以下追悼碑と記す。写真は2021年12月の関東ブロックのフィールドワークで現地を訪れた時のもの)の撤去を代執行するとの「代執行命令書」を「追悼碑を守る会」に送付しました。これに対し、多くの県民・新団体などから抗議の声が上がっていたにもかかわらず、群馬県は1月29日から、追悼碑の撤去工事を始め追悼碑を破壊してしまいました。取り返しのつかない暴挙であり、歴史に禍根を残すものであることは言うまでもありません。

 今回の事態が、きっかけを作った「そよ風」などのヘイト集団に力を与え、各地に残る朝鮮人や中国人の追悼碑や、歴史遺構の銘板への攻撃が拡大してしまうことを何としても止めなくてはなりません。

 とりわけ東京都においては、小池都知事が関東大震災時の朝鮮人虐殺を否定する都議会議員の質問に乗じて、9月1日の追悼式典への追悼文を送ることを取りやめ続けており、ヘイト団体が活動を活発化させ、差別を蔓延させる恐れがあります。今後も差別に反対し、公平公正な社会と平和を求める運動を発展させていきましょう。