平和運動センター関東ブロック連絡会議第21回定期総会が開催される

 11月27日~20日の二日間にわたって、平和運動センター関東ブロック連絡会議の第21回定期総会が、栃木県佐野市で開催されました。27日の総会では、昨年の総会以降の経過報告・決算報告と2023年度(2022年11月~2023年10月)の活動方針と予算案および役員体制案が提案され、全会一致で承認されました。東京平和運動センターの中條議長が、引き続き関東ブロックの代表を務めることになりました。


 議事の後の学習会では、宇都宮大学名誉教授の高際澄夫さんから「田中正造と渡良瀬遊水地」について講演をしていただきました。高際教授は渡良瀬遊水地の建設のため廃村となった谷中村の遺跡を守る会の会長でもあり、足尾鉱毒事件での田中正造と農民の運動と、渡良瀬遊水地の建設・谷中村廃村に至る経緯について、詳しく解説していただきました。


 翌日は高際教授をガイド役に、渡良瀬遊水地を歩いて旧谷中村の遺跡を巡るフィールドワークを行いました。足尾鉱毒事件と田中正造、旧谷中村が、渡良瀬遊水地建設に伴って廃村とされた経緯について学ぶことができました。