環境活動に取り組む多くの若者たちも参加して「ワタシノミライ」が、代々木公園で開催される

 9月半ばにも拘わらず猛暑の続く18日敬老の日、代々木公園で「ワタシノミライ」が開催されました。この集会は、例年「さようなら原発全国集会」を開催してきた「さようなら原発1000万人アクション」と、環境活動に取り組む若者を中心とした団体がコラボレーションしての集会です。当日は、9月とは思えないような強い日差しが照り付ける中、約8000人の市民が参加しました。

 メインステージでは、ミュージシャンによるライブをはさみながらスピーチが行われました。このスピーチも、いつもと違い複数の登壇者によるパネルディスカッション形式で行われました。

 またメインステージのほかに、二つのサブステージがつくられ、テーマごとのディスカッションやリレートークが行われました。

 メインステージで、蒲田慧さんとともに登壇した小出裕章さんは「福島の原発事故が起きなかったら使用済みになった核燃料はどうなっていたか。六ケ所村の再処理工場で処理され、プルトニウムが取り出される。その時に出てくるトリチウムはすべて海に捨てることになっていた。日本の原子力政策は、トリチウムを捨てることで成り立っていた、だから福島の汚染水を流すのです」と述べました。

 集会終了後それぞれのブースでは、若者たちが和気あいあいと記念撮影をする姿が見られました。参加者は渋谷コースと原宿コースに分かれて、デモ行進を行い「原発いらない!」「汚染水の海洋放出を止めよう!」「子どもたちの未来を守ろう!」とコールを行って、道行く市民に「岸田政権の原発回帰政策反対」を訴えました。