憲法理念の実現を目指す第60回大会(護憲大会)が新潟市で開催される

 11月11日から13日に、新潟市の県民文化会館を中心に60回目となる「護憲大会」が開催されました。大会初日の11日には、県民文化会館ホールに1400人が集まる中、地元の「にいがたろうあ万代太鼓」の演奏や「にいがた総おどり」による演舞などのアトラクションに続いて開会行事が行われました。開会行事では、主催者挨拶、地元実行委員会からの歓迎挨拶、連合と立憲民主党・社民党からの連帯挨拶の後、染裕之事務局長が大会基調案を提案しました。

 続いてメイン企画として「憲法審査会の現実と今後の私たちのとりくみ」をテーマにシンポジウムが行われました。コーディネーターに飯島滋明さん(名古屋学院大学教授)、パネリストに新垣邦男さん(衆議院憲法審査会委員)、打越さく良さん(参議院憲法審査会委員)、杉尾秀哉さん(前・参議院憲法審査会幹事)、吉田晴美さん(衆議院憲法審査会委員)を迎えて、衆参の憲法審査会をめぐる状況について意見を交換し、9条への自衛隊明記・緊急事態条項明記による議員の任期延長・ネット規制・CM規制等、多岐にわたる課題問題があることが確認され、改憲発議への危機感を共有しました。衆議院の審査会に参加している吉田議員は、維新の馬場代表の態度の悪さとヤジの実態を報告し、与党以上の「改憲前のめり」になっている維新の会の危険性を強調しました。

 大会は、二日目に分科会とひろば、三日目に閉会総会が行われました。分解の詳細等は平和フォーラムのホームページをご覧ください。